家で留守番している女房からすれば、軽ワゴン車の中で寝泊まりするのが何故に楽しいか理解に苦しんでいることでしょう・・・。
自宅なら個々に寝室もあり、お互いのイビキや歯ぎしりに眠りを妨げられることもなく(笑)、くたびれたベッドのマットでも、シート展開後も完全フラットにならない車中より、どんなにか寝心地はマシであると思っているのでしょう・・・。
でもね・・・いつも平日に目覚めるよりもつい早く起きてね・・・。
まだ少しだけ寝ぼけた頭で車外に一歩出た途端、最初に吸い込む空気の美味しさといったらね・・・なんだか癖になるんですよね・・・。
そしてね・・・東の方角にある空を見れば、まだ茜色の空が「今日も良い一日なりそうですよ!」と囁いているようで・・・徐々に体内へとエネルギーが満たされていくような感覚がしてね。
同じく車中泊をされた人たちは、車中泊ソーシャルディスタンスを保ち、ある一定間隔で互いに干渉しない程度の駐車スペースを維持して・・・。
気持ちよく車中泊したいから、相手の事も考えていると言うのが何となくわかるような気がして・・・。
トイレ至近の駐車スペースもあえて空きを作っているように感じた・・・。
当然放置されたゴミもなく、必要なマナーを守って利用されている24時間開放された公衆トイレ。
有難く使わせて頂く・・・。
車中泊と言う非日常の空間を与えてくれた愛車の窓ガラスは結露だらけの痛々しい姿となり・・・。
小さな軽ワゴン車が一晩の宿。
快適とは言い難いけど、誰にも邪魔されず独りの時間を楽しむ・・。
この一週間に自分自身がどうであったかを思い返し、明日から始まる新しい日常に向け気持ちをリセットするのにはそう悪くない空間であるかと・・・。
外の空気に触れて少し冷えた身体に、熱いインスタントコーヒーを流し込むと・・・。
徐々に体中が目覚めて行く感覚が伝わってくる・・・。
健康な身体が朝のエネルギーを要求してくれば、当然空腹を感じて今朝はおにぎりの朝食。
小分けに5分間温めてみたものの、サブバッテリーの電圧は芳しくなくやっと人肌程度の温かさ・・・無念のたらこおにぎり。
ならばメスティンとメッシュトレイを用いて、赤飯おにぎりは蒸かしていただきましょう。
即席の味噌汁にお湯を注いで、ほっかほっかに温まる朝食が完成。
仕事に行く平日の朝に比べたら、やっぱり食欲も増してるし、素直に美味しいと感じてる・・・。
既に他の車中泊された人は出発して行った様子・・・。
少しのんびりしてしまったようだけど、約一ケ月振りとなる車中泊の朝を満喫させて貰いました。
この後は気の向くままに、お気に入りの温泉に行って更に癒されてしまいました。
ただ車に泊まると言う事だけなのに、何故こんなにも楽しいのか・・・。
本日もご覧頂き有難うございます