まったく運にもツキにも見放された男です・・・。
2022年6月25日(土)の事でした。
亡くなった親父の実家と親戚宅へと向かうべく、この日愛しのキャンピングカーJB-470を駆り、新潟へと向かいました。
高齢の親父でしたから、兄弟も既に他界してたり親戚も高齢だったり、おまけにコロナで葬儀も参列頂けないような状況でしたが、香典のお返しと御礼に遺族を代表し、骨粗しょう症から腰痛が酷いお袋を留守番させて、ワタクシが行くこととなりました。
正直一人でせっかく新潟まで行くのなら、いっそキャンピングカーで、そして車中泊も楽しんでしまおうと一石二鳥の罰当たりな行動でした・・・。
当日は出発準備に手間取り、実家に寄って親父の祭壇に線香を上げたら、もう時計の針は間もなく午前11時を指すところ。
下道でのんびり行くつもりだったはずが、何故か不思議と魔が差したのか、高速道路で行ってしまおうと突然心変わり。
仕事では毎月高速利用で日帰り出張がありますが、JB-470での高速道路走行は本当に数年振りの事です。
ETCカードをセットし、国道17号線から前橋インターチェンジ入口へ。
ETCゲートも無事通過しました。
何だかとても久し振りに見るこの景色。
新潟方面の案内板どおりにランプウェイを走行します。
関越自動車道下りの本線上は、そこそこの通行量がありましたが、問題なく本線へと合流。
車速を80km/hまで持って行きます。
ライトキャブコンJB-470のお約束安全運転、高速道路では80km/h巡航をキープします。
2車線でそこそこの交通量だと、正直お邪魔なのは承知の上で、どんどん追い抜いて行ってもらいます。
邪魔でごめんなさいね。
しかし80km/hってこんなに追い越され続けるものだったとは・・・。
時折り横からの風にふらつきながらも、マイペースで走行するぶんにはエンジン音もそれほどうるさくなくて一般道よりも快適に感じます。
ただ大型車に追い越される時は、吸い寄せられないようにそれなりに気を遣うのは変わりありませんね・・・。
順調に走行を続け、渋川伊香保インターチェンジまで2km地点へと差し掛かりました。
右側追い越し車線を白い軽自動車が追い抜いて行き・・・。
走行車線、前方へと進路変更を開始しました・・・。
追い抜いて行く白い軽自動車が、走行車線真ん中あたりを左側タイヤが通過する際、何やら聞き慣れぬ音が我が耳に届いてきました。
「やばい!!ガラスに当たったか?一体どこだ??」と、フロントガラスを一周するように視線を巡らせれば・・・。
助手席側のワイパー下に、大きなえくぼのように見える飛び石が当たった跡を見つけてしまいました。
ドラレコには、その時の自分の落胆した「あぁっ・・・」と言うため息交じりの声が録画されていましたが、動画でお聞かせ出来ないのが何とも残念でなりません・・・。
もうこの時点で「修理費は10万円コース」とのネガティブ思考が発動しておりました。
とにかくダメージを確認すべく、一旦高速を降りるべきだと咄嗟に思うものの、間もなく前方に見えた渋川伊香保インターチェンジは出口で渋滞しておりました。
しかもその渋滞の最後尾には、あの白い軽自動車が・・・。
飛び石被害については、相手が故意に跳ね上げている訳ではないので、損害を請求するのは事実上不可能であることも知っています・・・。
群馬の温泉地へと、県外から遊びに来られたのでしょうか。
どうぞ安全運転で・・・。
赤城インターへと向かう最中、登坂車線を走りながら、気持ちを落ち着かせるのと同時に、これからの幾つかの選択肢に思いを巡らせました。
一時はこのまま新潟までとの僅かな望みもありましたが、やはり安全を最優先して赤城インターチェンジで高速道路を降りる決断をしました。
高速に乗ってから僅かな時間でこの展開は、きっとこのまま先に進んだとしても何か良くない事が起こり得るのではないか。
そんな風に考えるよう自分に言い聞かせたんです。
車速が落ちたのに合わせ、飛び石が直撃した後をよく見ると、打こんのクレーター状の跡から、3方向にひび割れが走っているのを確認できました。
前橋インターチェンジを通過してわずか20分足らずで終わった、数年振りのJB-470による高速道路走行でした。
赤城インターチェンジから、渋川市方面へ向かう下り坂では、子持山を始めとする青々とした初夏の山並みが何とも恨めしく思えたものでした。
停車してフロントガラスのダメージをしっかり確認したく、コンビニの駐車場をお借りしました。
飛び石が当たって間もなくから、コンビニ駐車場の隅に向かう間中も、ずっとこんな思いが頭の中を駆け巡ってたんです。
「親父・・・何で守ってくれなかったのか・・・」
「親父の気持ちを伝えに、俺はこうして親父の実家に向け、JB-470を走らせてたんだろうに・・・」
何処へぶつけて良いのか、やり切れない感情を死んだ親父にぶつけるような息子で、俺って最低だと今度は自己嫌悪に・・・(-_-;)
飛び石が当たった跡の大きさ、フロントガラスの傷やひび割れの位置と様子を確認し、補修では無理だとの懸念がより大きくなりました。
即座にネットで色々な情報を収集し、高崎市に自動車ガラスの専門業者があることを知りました。
仮にフロントガラスを交換せずに済んだとしても、補修は一刻も早い方が良いとの情報を見て、JB-470 のエンジンを再スタート。
大人しく下道をトボトボと修理業者へ向かって走り出したのでした。
修理業者は何とか見つけたにしても、果たして24年も前の古いキャピングカー。
正直気持ちのうえでは、もしかしたらフロントガラスの入手も困難ではないかとの心配が沸き上がってきました。
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本日もご覧頂き有難うございます
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